イラスト副業を考えているあなた、「どのサイトを使って副業をはじめればいいの…?」と迷ったことはありませんか?
私は「SKIMA」と「つなぐ」を比較してみて、初心者目線でどちらが、どのような人に合っているか整理しました。
SKIMA・つなぐの共通ポイント
両サービスに共通している特徴を先におさえておきましょう。
- アニメ風のキャラクターっぽいテイストのイラストが好まれる傾向があります。
- 依頼者は 企業ではなく個人の方 が多いです。
- 「アイコン作成」「歌ってみた/動画用のイラスト」「動画編集」「音楽関係」「小説イラスト」「ロゴマーク」など…幅広く「イラスト+クリエイティブ関連」の依頼が多いです。
- YouTuber・VTuber関連のイラスト依頼も比較的多め。
- 依頼募集ができるため、自分から「こんなイラスト描けます!」と提案する(案件に応募する)ことも可能です。
- サイト内の仕事依頼はイラスト関連が中心で、募集数も豊富なのでイラスト副業を狙うなら十分な案件が出ています。
- 個人依頼が多いため、必ずしもコミュニケーションがスムーズとは限りません(依頼者が慣れていないことも多いです)。
- 実績がまだ少なくても、個人依頼の場合は「絵柄が好きだから」という理由で選ばれることもあるので、初心者でもチャンスはあります。
- 報酬は 先に支払われる仕組み(前払い制) で、納品までは運営者が管理してくれるケースが多いため、金銭面では安心して取引を始められます。
以上をふまて、「どちらのサービスを使うか?」を考える際に「自分が何を重視するか」が大事になってきます。
SKIMAとつなぐの違いを紹介
SKIMAの特徴
- スマホ向けアプリがあり、スマホで通知を受け取ったり、メッセージのやり取りを漏らさずチェックできるのが便利。外出先でも連絡を確認できる。
- 募集依頼の絞り込み機能が便利。カテゴリーが「イラスト・デザイン・文章」と分かれており、受けたい仕事を探しやすいのがメリットです。
- 「CHEER!」機能という応援ボタンがあり、実績が少なくてもトップ画面で宣伝されたり、コンテストやイベントがあったりと“知ってもらう機会”を作ろうという運営の取り組みがある。
- 登録しているイラストレーター数が多いため、競合も多いです。例えば、イラストレーター募集依頼が出ても応募者がすぐ10件以上になることもあります。
- 手数料が比較的高め。具体的には、取引成立時に販売金額に応じて11〜22%の販売手数料がかかります。 (2025/11/6現在)
(個別販売総額が1,000〜20,000円なら22%、20,001〜50,000円なら16%、50,001円以上なら11%)
》SKIMAの販売手数料に関する公式ページはこちら
- 振込申請時にも手数料(例:振込手数料)がかかる場合があります。
つなぐの特徴
- 「卵機能(初心者支援)」という機能があります。初心者が実績を作るには良い制度です。
ワンコイン(500円)で依頼を受ける代わりに、購入者が販売者の評価&SNS紹介をしてくれるという仕組み。
- 新規案件が出るとメール通知が来る機能があり、案件を見逃しにくいのも助かります。
- 競合イラストレーター数が少ないため、SKIMAと比べると「目立ちやすい」という点では初心者には有利です。
- クリエイターの仲介手数料がかなり低めです。銀行振込の場合2.8%、クレジットカード・コンビニ決済の場合5.5%となっています(2025/11/6現在) また「2023年4月26日より銀行振込なら2.8%に改定された」という情報もあります。

- 登録者数・案件数がSKIMAや他の大手に比べると少なめ。つまり「案件を受けられる機会」は少し限られる可能性があります。絞り込み機能も「若干使いにくい」です。
どちらがおすすめ?初心者の視点で考える
「結局どっちを使えばいいの?」という視点で整理していきます。自分の状況や目的によって「おすすめ」が変わるので、あなたが重視するポイントに合わせて選びましょう。
まずはクラウドソージングに注力したい → SKIMA
初心者にとって一番難しいことは「自分の存在を知ってもらう」ことだと思います。
たとえば、「こんな神絵師(神アニメ)いたのに今までなんで気づかなかったんだろ…」という経験、ありませんか?それくらい“見つけてもらう”のが難しいのです。
現在、SNSを使っているイラスト初心者さんも、イラストレーターさんもたくさんいます。そしてクラウドソーシングサイトで募集をしている絵師さんも同じく多いです。
その中では、ただイラストをアップするだけ/募集を出すだけでは「見つけてもらう」機会は限られます。自分からイラストが欲しいと思っている人へ直接アピールしていかなければいけません。
SKIMAはつなぐと比べると
- 募集案件数が多い→依頼者へアピールする機会が多い
- 募集依頼を探しやすい
- 知ってもらうための運営施策(CHEER!・自身で広告を有料で出せるなど)がある
という点で、“知ってもらう機会を作りやすい”です。
ですので、「まずはクラウドソーシング側に注力して初依頼をもらいたい」という方にはSKIMAがおすすめです。
SNS運用に力を入れつつ報酬を手元に多く残したい (手数料を抑えたい)→ つなぐ
SNS運用も続けながら、決済の手段としてサイトを使っておこうという意識で活動していくなら、手数料が少ない「つなぐ」はかなり魅力です。
つなぐの場合、クリエイター側の手取りが比較的多くなる設計になっています。
ただ、「購入者が使いやすいか」「募集が多いか」も考えると多少劣る面はありますが、それを補えるSNS運用や自身の発信力があれば、報酬面で有利になります。
「すでにSNSでフォロワーがいる」「自分のファンがSNSにいる」「自分の名前を知ってもらいたい」という方なら、つなぐをメインにする選択肢も十分にアリです。
つなぐで案件を受けながら、SNSで知名度を上げていきたいという方は「つなぐ」がおすすめです。
まとめ
まずはクラウドソージングに注力したい:SKIMA
SNS運用に力を入れつつ報酬を手元に多く残したい:つなぐ
もちろん、両方使うという選び方も全然アリです。実績が少ないうちは、案件数が多く自分を露出しやすいSKIMAで経験を積んで、手数料の少ないつなぐに軸を移す…という戦略もあります。
補足と注意:少し調べて付け加えておきたいポイント
- SKIMAの手数料について:取引成立時、販売金額に応じて**11〜22%**がクリエイター側にかかることが明記されています。
つなぐの手数料について:銀行振込なら2.8%、クレジットカード・コンビニ決済なら**5.5%**となっています。

支払い方法、決済方法、振込申請の回数などでもコストが変わるため、出金手数料や振込最低金額・申請頻度も把握しておくと安心です。
- 依頼を受ける側としては、実績が少ないうちは「募集依頼(クライアントが募集している案件)をいかに早く、きちんと応募できるか」が鍵になります。
- また、絵を描く技術だけでなく、SNS運用・ポートフォリオの見せ方・自身の宣伝の仕方・返信の速さなども、選ばれるためには重要です。

個人依頼が多いため、依頼者のやり取りが慣れていないケースもあります。納期・報酬・修正範囲・著作権などの前提をしっかり確認しておきましょう。
最後に
イラスト副業を始めるにあたって、サービス選びも大事ですが、継続できるか・楽しく描けるかもかなり重要です。
少しずつ実績を積みながら、「自分の絵柄・テイストを好きになってくれる人」を見つけていきましょう。今回比較したSKIMAとつなぐ、ぜひあなたの状況に合わせて選んでみてくださいね。






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