こんにちは、今回の記事では
投資家がビジネス書である、「GAFA next stage -四騎士+Xの次なる支配戦略」を読むメリットがあるのかどうかを中心に
読んで感じたこと、どんなことが書かれた本なのか、紹介していきたいと思います。
この記事を書く「よちよちかめ」について
新米 米国投資家です。
私は、普段から資産運用を行っておりますが、その中でも今は「米国株式」に力を入れています。
資産運用で役立つ情報や体験談・考えていることをブログで発信しています。
そんな投資家である私が、GAFA next stage を読んで感じたこと・投資で役に立つと思ったことを紹介したいと思います。
今回の記事では、主に投資に役立つ・関連する事を投資家目線で紹介したいと思います。
投資家にとっての「おすすめのポイント」
- 著者も投資家であること
- 「ブランド時代」が終わり「プロダクト時代」になった世界
- GAFAは、どうしてここまでお金を集めることができるのか
- GAFAは、今後も世界の覇権を握り続けられるのか
- GAFA【Google, Amazon, Facebook(メタ・プラットフォームズ), Apple】個々の企業の今後
- 著者が考えるGAFAに対抗・共存できる企業とそのビジネスモデル【具体的な企業名あり】
ブランド時代が終了して、プロダクト時代に移行している話、
GAFAのビジネスモデルや今後の成長についてが書かれていてとても興味深かったです。
特に、GAFA以外の「今後に注目企業」について詳細に個別銘柄を紹介しているページがありますが、特に個人的に参考になりました。
各分野で画一的なサービスを提供している銘柄が挙げられており、長期投資を考えている人にとっては今後の銘柄探しで参考になるのではないかと思います。
投資家にとっての「おすすめでないポイント」
- 著者は、GAFAについて否定的
- GAFAが人々に与えた悪い点なども紹介
- 貧富の差拡大・富裕層の支配などの投資家にとってマイナスなことも多く書かれている
- アメリカ政府・大学の経営など投資とは関係ないことも多く書かれている。
- 2020年の夏頃から書いている本のため、少しデータが古い
デメリットもいくつかあります。
著者は、経済学者であるためGAFAが市場を支配していることが
どれほど危険か・独占法に触れている・自由に他企業が成長できない
などマイナス面を力説している場面もあります。
新型コロナの影響で貧困層が仕事を失ったり、苦しい生活をしているにも関わらず、株式市場が最高値を更新し続けていることは、異常なことである・・・と語っています。
政府が行っている、コロナ対策としても株式市場への介入も、資本家をさらに金持ちにしているだけだと批判しています。
また、投資の本ではなく、ビジネス書であるので政府・大学のビジネスについても書かれています。
投資の知識を増やすことだけを考えている人にとっては、投資に直接関係しない内容もあるので時間の無駄になってしまう可能性があります。
※ 投資以外の話も非常に面白かったです。
著者について
著者は、スコット・ギャロウェイ さんです。
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授
連続起業家【シリアル・アントレプレナー】として[L2], [Red Envelope], [Prophet]など9社の会社を企業。
ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。
2012年「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出
著書に「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」
「GAFA next stage 四騎士 + X の次なる支配戦略」 一部抜粋
著者のスコット・ギャロウェイさんは、大学の教授であるため知識が豊富で、「GAFAや+X」社の企業分析や着眼点が非常に専門的に書かれています。
起業家であるためか、GAFAの規模感や、他企業と比べての優位性が非常にわかりやすく紹介されていると思いました。
また、著書の中で、「Twitter」の株式を33万株保有して、取締役会に出席したと書いていました。経営に詳しく、「Twitter」 の大株主となって企業に「物申す」著者は、非常に投資家として信頼することができると感じました。
本に書かれている企業の分析や今後の展望などは、非常に興味深く「なるほどなぁ~」と思うことがたくさんありました。
私がこの本から得られたこと・感想
私がこの本を読んで得られたこと・今後に活かそうと思うことを紹介します。
- 今後の銘柄選び方に参考になることがあった。
- 個別銘柄に対する知識が増えた。
- 成長株に投資する場合には、優位性という観点が大事だということ。
- 紹介された個別銘柄を自分でも調べたいと感じた。
- GAFAは、成長し続ける・・・だからこそ投資しなければいけない
この本を読んで得られたことは、たくさんありましたが、特に長期投資に役立つ知識が増えたと思います。
金融・小売り・SNS・自動車などの業種の中でも画一的なサービス・商品を提供している今後の注目銘柄が15社程度紹介されていましたので、その企業をこれから詳しく調べていきたいと思いました。
この本は、ビジネス書であって投資本ではないのですが、投資にも役立つ知識・考え方がたくさんありました。
また、企業に関する内容以外の学校についてや政府・貧富の拡大などのテーマも非常に興味深い話でした。
資本社会がどんどん加速していく中で現れてくる課題に対してどうしていくべきなのか、個人ができることなど色々考えさせられる内容があって非常におもしろかったです。
まとめ
最後に、GAFAなどの大企業は、今後もその成長を加速させていきます。株価もどんどん上がり、物価もどんどん上昇していきます。
そして貧富の差は、さらに大きく広がる一方です。株式を持っていなければ、株価上昇の恩恵を受けられず、それどころか物価の上昇・インフレでどんどん貧しく・困窮していきます。
だからこそ、自分は、資産運用・投資をしなければいけない、と改めて感じさせられる内容でした。
投資にも、それ以外の分野でも大変満足の本でした。興味がある方はぜひ読んでみてください。
よちよちかめでした。
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