イラストを使った動画を作ってみようと思ったとき、ソフトがたくさんあって迷ってしまいますよね。
クリスタでも動画は作れるといったけど、After Effectsもよく聞くし、どれを使えばいいのかわからないこともよくありますよね
この記事では、
クリスタ/Premiere/After Effects/Live2D の4つの違いを
初心者向けにやさしく説明していきます!
各ソフトの違いまとめ表
| ソフト | 得意分野 | 主な用途 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| クリスタ | パラパラ漫画のような手描きアニメ | 原画制作、簡易アニメ | テロップやカットなど本格的な編集は弱い |
| Premiere Pro | テロップやカットなど本格的な動画編集 | YouTubeでよく見るよう動画、Vlog、切り抜き等 | パラパラ漫画のようなアニメ、エフェクトの多いmv等 |
| After Effects | 演出・エフェクト・動き | MV、OP、モーショングラフィックス | 長尺動画の編集には不向き |
| Live2D | イラストの立体的な動き | VTuberモデル、イラストを動かしたアニメ | 長尺の動画編集や本格的な編集 |
各ソフトの得意分野について
簡潔に各ソフトの得意う分野についてまとめると
- クリスタ → パラパラ漫画のような手描きアニメ・gifのような短いアニメーション等
- Premiere Pro → 基本的で本格的な動画編集(YoutubeやVlogなどの動画)
- After Effects → エフェクト・演出など(mv・OP)
- Live2D → イラストを立体的に動かす(VTuber・イラストを動かしたアニメ)
このようになります。それでは各ソフトについて細かく書いていきたいとおもいます。
クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)
▼どんな人におすすめ?
- パラパラ漫画のような一枚一枚イラストを描いた手描きアニメを作りたい
- gifのような短いアニメーション
- アニメの原画〜中割りを描きたい
▼特徴
クリスタはイラスト制作ソフトですが、
アニメ制作機能(タイムライン)がある 数少ない描画ツールです。
- 原画作成
- 中割り
- カラーモデル
- 簡単なカメラワーク
などが直感的にできます。
こちらのクリスタ公式の動画を見るとイメージが付きやすいと思います
クリスタが他の編集ソフトと異なるところは、泥臭く時間をかけたら他の編集ソフトで作れるものと類似したものを作れるところです。例えば、エフェクトもAfter Effectsで作ったらきれいに作れますが、最悪手描きでも描けます。(クオリティの良しあしはありますが・・・)値段も他と比べて安価なのもよい点です。
▼弱いところ
- テロップやBGM・カット編集については他のソフトよりも向いていない
- カメラ機能もあるが、慣れが必要
Premiere Pro(プレミアプロ)
▼どんな人におすすめ?
- YouTubeの横長動画でよく見るような動画(解説動画・ゲーム実況)を作りたい人
- 撮影した動画(Vlogやイラストメイキングなど)を編集したい
- 音声・カット編集などもしっかりしたい
▼特徴
プロも使う総合動画編集ソフト。
カット・テロップ・音声など「動画編集の基本」は全部できます!
Youtubeでよく見る動画といわれてもイメージわかない…という方は、テレビのバラエティ番組を想像していただけたらと思います。
他のソフトで作成したアニメーションをつなげたり、そこに音声も合わせたりなど、使い勝手が良いツールです。
▼弱いところ
- 細かいイラストの変形やアニメーションには不向き
- パラパラ漫画のようなアニメーションの作成にも不向き
After Effects(アフターエフェクト)
▼どんな人におすすめ?
- MV・OP・PVのようなかっこいい演出を作りたい
- TikTokやYoutubeショートでよく見るような一枚のイラストを動かしたアニメーションが直感的に作りたい
- 髪の毛を揺らしたり、手を動かしたりと1枚のイラストを細かく動かしたい
▼特徴
After Effectsは 動きの演出のプロツール です。
テロップを光らせたり、背景を揺らしたり、
イラストパーツに複雑なモーションをつけたりできます。
こちらは「虹深°ぬふ」さんというAfter EffectsやLive2Dを使用して動画投稿されている方のものですが、イメージがわきやすいと思ったので、引用させていただきます
こちらはClosoの切り抜き動画ですが、こちらを見てもAfter Effectsを使うとどういうものができるのかイメージしやすいと思います
▼弱いところ
- タイムライン表示の特性上、長尺の動画編集はPremireProの方が得意です。
- 機能が充実しているがゆえに最初の方が操作が難しいと感じやすいです。
Live2D
▼どんな人におすすめ?
- VTuberモデルを作りたい
- 一枚絵をもっと滑らかに動かしたい
- 表情や髪の揺れを自然に詳細に作りたい
▼特徴
Live2Dは、
一枚絵を立体的に細かく動かせるツール です。
- 顔の向きに合わせて自然に変形
- 髪の揺れ・まばたき・口パクも一枚のイラストからできます(パーツ分けは必用)
- パラメータ設定で細かい動きが作れる
VTuberはほとんどLive2Dで作られています。また、Live2D Creative Studioが出しているこちらの動画もLive2Dで作られており、After Effectsよりももっと詳細に表情や髪の毛を動かすことができます。
動くスタンプ(LINEやTwich等)を作成した場合にも使用できます
こちらも上記添付の動画と同じく引用動画です
▼弱いところ
- パーツ分けが必要で細かい動きをつけるのは作業量的にも膨大となりがちで大変。ショート動画でよく見かけるような動画を作りたい場合は過剰な機能な気もします。
- 動画は作れるのだが、根本的には動画編集ツールではないため、ほかのツールとは雰囲気が異なる。初心者は慣れが必要
まとめ
- パラパラ漫画のような手描きアニメ・アニメーション → クリスタ
- 一般的な動画の編集 → Premiere
- mvやOPなど演出も織り込んだ動画編集 → After Effects
- After Effects よりも詳細にイラストを動かしたアニメーションの作成→ Live2D
よくYoutubeショートで見かけるような一枚のイラストが動いているような動画を作りたい場合は、After Effectsで十分だと思います。ただ、After Effectsは中々お値段が張るので、クリスタで泥臭く作るのもありかもしれないですね。






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