この記事では、YouTubeやTwitterで投資について発信されている、広瀬隆雄さんの
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」について、
読んで得られたこと・感想を紹介していきたいと思います。
紹介する書籍について
タイトル | Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 |
著者 | 広瀬隆雄(Market Hack 編集長) |
著者について | 米国の投資銀行に勤務、JPモルガンなど株式の営業などに携わる。ドットコム・バブルを経験。 現在、YouTube、Twitterなどで投資について発信。「じっちゃま」の愛称で日本の投資家に親しまれている。 |
出版日 | 2013年12月12日 |
出版社 | 東洋経済新報社 |
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 を読んで得られること
- 米国株の企業分析の仕方
- 短期投資と長期投資の考え方
- グロース株・バリュー株それぞれの投資戦略
特に上記の3つが非常に参考になりました。
【米国式投資の技法】は、2013年の12月に出版された書籍です。
出版されてから少し時間が経っている投資本です。
【米国式投資の技法】得られること3つ
先ほど紹介した3つの項目について簡単に紹介します。
米国株の企業分析の仕方
【米国式投資の技法】 では、企業分析方法について非常に詳しく記載しています。
「英語版 Yahoo! finance」で実際にデータを確認する方法まで、写真や図解で示してあり、英語が読めなくても簡単に業績がチェックできるように書かれています。
たくさんある業績データの中で、どの数値を見れば良い銘柄・悪い銘柄か判断できるのか書籍の中で詳しく書かれています。
さらに、1年に4回ある四半期決算に向けての
- 事前準備する項目
- 発表後に確認する項目
が詳しく書かれています。
そして、その決算の数値が予想に比べてどうなっていると
【良い決算】で株価が上昇するのか
【悪い決算】で株価が下落するのか
本書の中で解説しています。
著者の広瀬さんは、決算発表に関してこう述べています。
あなたがどんなに怠惰な投資家でも、最低限、自分の保有する企業の次の決算日くらいは知っておくこと
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 より引用
投資したいと思っている銘柄の企業分析、決算発表についての知識がかなり深まります。
短期投資と長期投資の考え方
短期投資
短期投資に関してもは、「デイトレーダーへの道」と題して多くのことが述べられています。
デートレード初心者の8割は、1年以内に失敗すると投資家の間では言われているそうです。
デイトレードは、【ゼロ・サムゲーム】と呼ばれており、利益者と損失者が同数。つまり勝者と同数の敗者が存在する市場どということになります。
そんな難しい戦いを強いられるデイトレーダーに
- 必要な条件
- 適している性格
- 毎日やらなくてはいけないこと
- 勝つための戦略(精神論など)
が詳しく述べられています。
私は、以前にデイトレードとしてFXを行っていましたが、FXでは勝てないと引退した経験があります。
FXを始めた当初にこの本と出会っていたら、今でもFXを続けられていた可能性があるなぁ~と思いました。
それほど、勝つために「必要なこと」「心得」が書かれていました。
長期投資
株価は長期的に見れば、上昇していくものであるため、長期投資ではその恩恵を受けやすいです。
しかし
健全な投資対象を選ぶスキルがあなたに欠けていれば、長期投資のメリットを享受することができない
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 より引用
そのため、過去の長期にわたって企業の経営がどのように推移していたか
などを確認することが大切だと書かれています。
過去の業績がどのように推移している銘柄を選べばよいのか、など確認する項目が詳しく解説されています。
また、国ごとの経済衰退などのリスクにいち早く気づくことができるようにするために、必要な知識なども紹介されていました。
また、長期投資においての10のルールなども紹介されており、
長期投資をメインにしている私にとっては、非常に参考になるなぁーと感じました。
読みながらたくさんメモを取りました(^^)/
グロース株・バリュー株 それぞれの投資戦略
投資スタイルは、きちんと使い分けることが大切ということが紹介されています。
どのような意味かと言うと、
- グロース株投資
- バリュー株投資
どちらが優れているのか、などは無いということ。
トレンドとして
- バリュー株の成績が良い時代
- グロース株の成績が良い時代
が入れ替わり、やってくるというのが株式市場なのだということ。
したがって、今はバリュー株の時代なのか、グロース株の時代なのか見極めてスタイルを柔軟に変えていくことが必要でそうです。
- グロース株投資で注意すること、考慮するべきこと
- バリュー株投資で注意すること、考慮するべきこと
- 銘柄選びでチェックする項目
がまとめられており、非常に参考になりました。
まとめ&今後に活かしたいこと
まとめと感想
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 では、私にとってとても参考になる本でした。
- 株で利益を出したい
- 株の知識を増やしたい
- 自分で銘柄・相場分析できるようになりたい
と考えている私にとっては、得るものがたくさんありました。
著者の広瀬隆雄さんは、米国の投資銀行で働いていたこともあるため、機関投資家がどう考えて投資をしているのかを本書の中で紹介されていました。
本書っでは、「金融街の投資家にとって当たり前の知識を紹介する」と言っておられましたが、私にとっては、新鮮で初めて出会う知識がたくさんありました。
「投資は利益を出すことができれば、知識の量なんて関係ない」というイメージが個人投資家の方々にはあるのかなぁと最近感じていました。もちろん最もなことなのですが(^_-)-☆
私にとって投資というのは、ただ「お金を増やす」ものではなくなっているのと実感しました。
投資・金融の知識が「趣味」の域に達していると感じました。
それだけ 「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 は私の好奇心を刺激するような知識の宝庫でした。
今後もたくさん知識を得て、自分の知識で考えて投資して資産を増やすことができたらいいなと思います。
今後に活かすこと
個人投資家は10~16銘柄程度が目の行き届く限界
「 Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法 」 より引用
私は個別銘柄を購入した後は、「長期投資だし・・・」と放置してしまうことが多くあります。
しっかりと、分析し業績や株価を追跡し続けることが「投資家」の仕事なのだと感じました。
買った銘柄の面倒をしっかり見ていこうと思います。個別銘柄もあまり増やさずに、自分の能力にあった銘柄数のみを保有していくようにしていきます。
まずは、保有銘柄の「次の決算日」、「業績の推移」などを確認していきたいと思います。
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