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日経平均と振り返る[バブル崩壊]から[コロナショック]金融危機を紹介「1分でわかる金融リテラシー」

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今回は、「バブル崩壊」以降に起った金融危機について簡単に紹介していきます。

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主な金融危機を一挙に紹介

  • (日本)バブル崩壊        1991年
  • アジア通貨危機         1997年 
  • ITバブル崩壊          2001年
  • (日本)ライブドアショック    2006年
  • リーマンショック        2008年
  • ギリシャ金融危機        2015年
  • コロナショック         2020年

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バブル崩壊 (1991年)

皆さんも知っている日本のバブル崩壊は、1991年~1993年に起りました。

円高による不況に陥っていた日本は、対策として日本銀行による長期的な金融緩和を行います。この金融緩和によって景気が拡大し、不動産や株の購入が増え、バブルが発生しました。                                        急激なインフレが起き、これを抑制するため日本銀行が急いで金融引き締めを行いました。これをきっかけに急激に上がった不動産価格や株価が急落していくことになりました。これがバブル崩壊のきっかけになりました。

日経平均株価 「バブル崩壊」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

一般的に「バブル崩壊」は、1991年~1993年とされています。

しかし日経平均のチャートを見てみると、1990年1月をピークに1992年8月までの960日間で約64%下落していることがわかります。

3万9000円から1万4000円程度まで株価が下がっています。


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アジア通貨危機 (1997年)

アジア通貨危機は、1997年に起りました。

1997年にタイ王国のタイバーツ(通貨)が暴落したことで始まった、アジアの新興国を中心とした金融危機が起りました。

通貨が暴落したことをきっかけに外資系の企業が新興国から撤退していき、倒産してしまう企業も発生したことから影響が波及していきました。

日経平均株価 「アジア通貨危機」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

日経平均は、1997年6月の高値から1998年10月の底値までに約39%株価が下落しているようです。

約480日間で、2万000円から1万3000円程度まで価格が落ちました。


ITバブル崩壊 (2000年~2002年)

ITバブル崩壊は、2000年~2002年に起りました。

1990年代からアメリカを中心としたIT企業への期待が過熱していきました。これにより急速にIT関連の株高が進行します。(ITバブル)                       その後、ITベンチャー企業の業績赤字などへの警戒心、急激な株高への不信感からITバブルが一気に崩壊し、過熱した株価が急落していきました。

日経平均株価 「ITバブル」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

日経平均は、2000年4月の高値から2002年2月の底値までに約55%株価が下落しているようです。

約665日間で、2万1000円から9400円程度まで価格が落ちました。


ライブドアショック (2006年)

ライブドアショックは、2006年に起りました。

2006年に株式会社のライブドアに向けて、証券取引法違反の容疑で警察が強制捜査に踏み出したことをきっかけに株価が暴落しました。

当時のライブドアの株価は、1株数百円と安かったため、少額投資が可能な投資先として新規の投資家たちからかなりの注目を集めていました。                   景気もかなり良く「買えば得する、儲かる」といった強気の相場だった事もあり、ライブドアの強制捜査は、日本の株式市場に大きな衝撃を与えました。

日経平均株価 「ライブドアショック」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

日経平均は、2006年1月13日の高値から2006年1月18日の底値までに約9%株価が下落しているようです。

約5日間で、1万6500円から1万5000円程度まで価格が落ちました。


リーマンショック (2008年)

リーマンショックは、2008年に起りました。

2007年のサブプライムローン問題を受け、2008年9月にアメリカの大手投資会社の「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻しました。

これにより金融市場がパニックに陥り、連鎖的に株価が暴落していきました。この「リーマン・ブラザーズ」の破綻からの一連の株価暴落を「リーマンショック」と言います。

※サブプライムローンとは・・・アメリカで住宅ブームが起き、低所得者でもローンで家を購入できるサービスです。実際には、家のローンが払えない人が増えていき、「リーマンショック」に繋がりました。

日経平均株価 「リーマン・ショック」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

リーマンブラザーズが経営破綻した2008年9月15日から2008年10月末までに42%程度株価が下がりました。

42日間で約1万2000円から7000円まで下落しています。

リーマンブラザーズの破綻以前から、サブプライムローン問題の懸念などで景気がじりじりと悪くなっていたこともわかりました。

破綻が株価の大暴落の引き金となったことがわかりました。


ギリシャ金融危機 (2009年)

ギリシャ金融危機は、2010年と2015年の2回発生しています。

ギリシャの政権が交代したことによって、旧政権がギリシャの財政赤字を隠蔽されていたことが明らかになり金融危機へと繋がりました。

ギリシャ政府への融資額が多かった、ドイツ通貨やユーロなどにも影響が広がり、国際的な金融危機になりました。


コロナショック (2020年)

コロナショックは、2020年に起りました。

2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルスによって世界中に感染が拡大してしまったことにより、金融危機が起きました。

人々の生活に密接している株式市場は、人々の日常生活の変化を受け、大きなダメージを受けました。

爆発的な感染拡大によって、世界中の経済活動がマヒしてしまいました。人々の移動が制限される事によって、経済活動に多大な影響が生じています。

日経平均株価 「コロナショック」値動き

tradingView提供の「NI225」チャート

日経平均は、2020年2月20日の高値から2020年3月19日の底値までに約32%株価が下落しているようです。

約32日間で、2万4000円から1万6300円程度まで価格が落ちました。


まとめ

今回は、主要な金融危機について日経平均株価の値動きと共にしらべてみました。

今回紹介した金融危機の他にも、値動きに大きく影響を与えたニュースや事件があります。

中国と米国の貿易戦争なども株価に大きな影響を与えた事柄です。

ぷよしか
ぷよしか

心の準備をしておくことが大切なりなぁ~

定期的に株価の暴落があることがわかりました。資産運用を長期に渡っておこなっていくには、絶対に通過しなければいけない暴落があると思います。

世界のニュースや株式市場の動向などにアンテナを張っておき、自分の大切な資産を守れるようにしていきましょう!!!

コメント

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