こんにちは、よちよちかめです。
9月も終わりに近づいてきましたが、9月末といえば、配当の権利落ちの時期ですよね(^^)/
滑り込みで株を購入して配当金をいただき!!っていう戦略もありだと思ってます。
今回の記事では、超高配当になっている商船三井の株を購入するべきかどうなのか。私が考える問題点や心配事などを紹介していきたいと思います。
私も10%越えの配当は非常に魅力的なので、購入を考えているのですが、10%を超える高配当株には落とし穴も多く、損をしてしまうことも多々あると思います。
そこでどうなれば得をするのか、損をするのか、過去の株価はどうなっているのかなど一緒に検討していきます。
商船三井とは?
そもその商船三井ってなんの会社だろう?という方向けに簡単に会社概要を説明します。
商船三井は、鉄鋼原料、石炭、木材チップなどを運ぶ各種専用船・原油を運ぶタンカー、液化天然ガスを運ぶLNG船、自動車船、さまざまな製品を運ぶコンテナ船など、多彩な分野で時代の要請に応える総合輸送グループです。
株式会社 商船三井HP [事業案内]より引用
船でものを運ぶ海運業の大手企業になります。商船三井のほかにも「川崎汽船」「日本郵船」などが大手海運業として知られています。
- 海運業の業績は、コロナの影響で急上昇(記録的な好景気)
- 原油価格の影響を受けやすい(為替変動も然り)
個人的な感想になってしまうのですが、商船三井のホームページは、とてもデザインが奇麗でした。
「よちよちかめ」は、海が好きなので、青い海と大きな船がすごく「映え」てるなぁ(^^)/と感じました。
配当の権利はいつか。
いつまでに「商船三井」の株を保有していれば、配当金を受け取ることができるのでしょうか?
「権利確定日」(期末配当金は3月31日、中間配当金を行う場合は9月30日)に株主として株主名簿に掲載されていれば、配当を受け取ることができます。 そのためには、「権利付最終日」までに株式を購入する必要があります。 一般的に、権利付最終日は権利確定日の2営業日前となります。
三井住友ファイナンスグループ 「株式情報について」より引用
となっています。「商船三井」の場合も一般的なものと同様だと思われます。
今回は、9月末の「中間配当金」を狙うので9月28日(水)の日中の取引期間までに株を購入していれば、配当金がもらえるようです。
ただし、28日の夜間取引で購入すると翌日29日に取引したことになるので配当がもらえないと思います。注意してください(^^)/
証券会社によって「権利確定日」や「権利落ち日」が違う可能性があるので、購入する際は使っている証券会社のHPでご確認をお願いします。
ぎりぎりに買っても特に得はないと思うので、配当金を狙うのであれば、株価の値動きを見て期間に余裕をもって買うといいですね(^^)/
9月の配当(予想額)は?
9月の配当予想額は、いくらになっているのでしょうか?
配当日 | 1株あたりの配当(予想) | 100株配当(予想) | 配当利回り(予想) |
中間配当(2022年9月末) | 300円 | 3万円 | ー |
期末配当(2023年3月末) | 200円 | 2万円 | |
合計 | 500円 | 5万円 | 15.24% |
配当金額はあくまで予想とされているもので、確定事項ではございません。
現在の株価では、配当利回りが15.24%と非常に高くなっております。この配当利回りだけ見るとかなりやばい株だと思い普通は買いません( 一一)
ただ、コロナの影響で業績が上昇しているため、配当性向は、20%台と低めであり、無理をして配当を高くしているわけではないことがわかります。
たくさん儲かっているからその分、株主に還元します!!という感じでしょうか。
過去の1株当たりの配当実績になります↓
2013/03 | 0.00 円 |
---|---|
2014/03 | 16.67 円 |
2015/03 | 23.33 円 |
2016/03 | 16.67 円 |
2017/03 | 6.67 円 |
2018/03 | 6.67 円 |
2019/03 | 15.00 円 |
2020/03 | 21.67 円 |
2021/03 | 50.00 円 |
2022/03 | 400.00 円 |
2023/03(予) | 500.00 円 |
得をするパターン
配当をもらうことで最終的に得をするパターンは、どんな状況なのでしょうか?
ただし、今回の検証では税金で引かれる分、売買手数料は簡略化のために考慮していません。
ちなみに楽天証券のNISA口座で100株購入する場合では、
100株・・・購入時に275円、売却時に275円 かかります。
ですので、もらう配当金から手数料の合計550円を引いた金額が利益となるのが正確な計算になると思います。
来年の3月末まで保有する場合(100株)
配当金を合計で5万円もらうことができます。
単純に計算すると配当利回りが15.24%で購入できたとすると・・・
株価が現在と比べて-15.24%以上であれば得をすることになります。
中間配当のみをもらい売却する場合(100株)
配当金を3万円分もらうことができます。
利回りを計算すると・・・現在の株価÷配当額=0.091=9.1%となります。
したがって、買った値段よりも株価が-9.1%以上であれば得をすることになります。
損をするパターン
配当金をもらっても損をするパターンは、どんなパターンなのでしょうか?
来年の3月末まで保有する場合(100株)
配当金を合計で5万円もらうことができます。
単純に計算すると配当利回りが15.24%で購入できたとすると・・・
株価が現在と比べて-15.24%以下になってしまうと配当金をもらっても損をしてしまいます。
中間配当のみをもらい売却する場合(100株)
配当金を3万円分もらうことができます。
利回りを計算すると・・・現在の株価÷配当額=0.091=9.1%となります。
したがって、買った値段よりも株価が-9.1%以下になってしまうと損をしてしまいます。
過去の配当時期の株価
商船三井は「2022年3月」も高配当となっていました。
配当金をもらう前と後の数日で株価はどう変化したのでしょうか?
赤色の範囲が3月18日~4月12日の株価になります。株価は最大で27.8%程度下げたことがわかります。青色の縦棒が3月末の株価になります。配当金を受け取る前からじりじりと株価を下げていることがわかります。
この時の配当利回りが11.7%程度であったことから高値で購入し、すぐに売ってしまった人は損をしていることがわかります。
配当金が非常に高いことから人気化し、配当利回り以上に株価が上下してしまうことがわかっています。
配当金が高いだけリスクも大きくなっていることが予想されますね(^^)/
業績はどうなのか?
では、コロナで業績を伸びている海運業の「商船三井」の業績を見てみます。
2021年から業績をじりじり上げてきていることがわかります。
ただ、2007年からの推移をみると、売上高や利益が順調に右肩上がりではないことがわかります。
長期で保有する場合は、決算や海運業の今後の景気に注意を払いながら、保有していく必要がありそうです。
「よちよちかめ」はどうするのか
九月の給料が入ったら、100株だけ購入しようかなと考えています。
3月末まで保有するかどうかわかりませんが、売り時は株価と相談して決めたいと思います。
しかし、長期(5~10年)で海運業の業績が今後も伸びていくとは思えないので、長期ではなく短期、中期で保有しようと考えています(^^)/
また、配当がもらえた後にブログの記事で近況を報告できたらいいなと思います。
投資は自己責任でお願いします。
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