1週間の米国株式市場の振り返りをしていきます。
自分の投資を振り返ったり、新たに学んだことをメモしていきたいと思います。
1週間の値動き
青色がプラス+ 赤色がマイナス-
指数 | 値動き(%) |
SPX【S&P500】 | +0.77 |
NYA【ニューヨーク】 | 0 |
DJI【ダウ平均】 | +1.34 |
NDX【ナスダック100】 | +0.11 |
IXIC【ナスダック総合】 | +0.01 |
セクター | 主要な銘柄 | 値動き(%) |
VGT 【情報技術】 | アップル(AAPL),マイクロソフト(MSFT),エヌビディア(NVDA) | +1.84 |
VCR 【一般消費財】 | アマゾン(AMZN),テスラ(TSLA),ホーム・デポ(HD) | -0.68 |
VHT 【ヘルスケア】 | ユナイテッドヘルス・グループ(UNH),J&J(JNJ), サーモフィッシャーサイエンティフィック(TMO) | +0.37 |
VDC 【生活必需品】 | P&G(PG),ウォルマート(WMT),コカ・コーラ(KO) | -0.54 |
VIS 【資本財】 | ユニオン・パシフィック(UNP),ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS), ハネウェルインターナショナル(HON) | -1.89 |
VPU 【公共事業】 | ネクステラ・エナジー(NEE),デューク・エナジー(DUK) サザン(SO) | -1.13 |
VAW 【素材】 | Linde PLC(LIN),シャーウィン・ウィリアムズ(SHW) エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD) | -1.07 |
VOX 【通信】 | メタ・プラットフォームズ(FB),アルファベット(GOOG),(GOOGL) | -0.12 |
VFH 【金融】 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM), バークシャー・ハサウェイ(BRK/B),バンク・オブ・アメリカ(BAC) | +1.09 |
VDE 【エネルギー】 | エクソン・モービル(XOM),シェブロン(CVX),コノコフィリップス(COP) | +5.07 |
IYR 【不動産】 | アメリカン・タワー(AMT),プロロジス(PLD) クラウン・キャッスル・インターナショナル(CCI) | -0.37 |
指数 | 変動率(%) |
VIX | -4.13 |
米国債10年利回り | +0.62 |
先週の振返り
今週もかなり荒々しい相場になったのではないでしょうか?
指数は、週末の金曜日に大きく上昇して1週間のローソク足をプラスにして終わりました。
週明けの24日(月曜日)に一旦大きく株価が暴落しましたが、24日の終盤に大きな買いが入り、何とか株価を持ち直しました。
その後は、だらだら株価を下げて、金曜日に大きく下げた分を戻した感じです。
月曜日にいくつか、短期投資の銘柄を損切りしてしまいました。その後に2%とか株価が上昇していたので、個人的には、悲しみに浸っていました。
決算結果
今週、いくつかの大型株の決算がありました。
結果を簡単に紹介します。
マイクロソフト(2Q) 2022,1/25
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +20.1% | +2% | 〇 |
純利益 | +21.4% | +7.5% | 〇 |
EPS(1株当り利益) | +0.45ドル | +0.17ドル | 〇 |
クラウドサービスの成長率が少しアナリスト予想を下回ったことで、一時は、下げしましたが今後のクラウドサービスの成長見通しの発表、堅調な業績だったこともあり株価を上げました。
ジョンソン&ジョンソン(4Q) 2022,1/25
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +10.4% | -1.9 | ✖ |
純利益 | 2.7倍 | -16.3% | ✖ |
EPS(1株当り利益) | +1.12ドル | -0.25ドル | ✖ |
アナリスト予想を下回ってしまったものの、今年度の通期見通しが売上、利益ともに予想を上回る予定だと発表し、株価も上昇トレンドを維持。
テスラ(4Q) 2022,1/26
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +64.9% | +3.4% | 〇 |
純利益 | +8.6倍 | -4.3% | ✖ |
EPS(1株当り利益) | +1.81ドル | +0.15ドル | 〇 |
業績が良いことは、決算前からある程度、織り込んでいたのかもしれません。決算発表の後も下降トレンドもまま
業績よりもテキサスのギガファクトリーがしっかりと稼働するのか、トラックなどの新車情報が鍵になりそうです。
また、サプライチェーン問題での生産能力の低下も懸念されている。
インテル(4Q) 2022,1/26
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +2.8% | +12% | 〇 |
純利益 | -21.1% | +25.2% | ✖ |
EPS(1株当り利益) | -0.29ドル | +0.33ドル | ✖ |
大幅な増収だったが、利益率の低さが目立つ決算となった。また、新工場のコスト面についての懸念もあり、決算後に株価を下げた。
AT&T(4Q) 2022,1/26
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | -10.4 | +1.3% | ✖ |
純利益 | -139億ドルから50.4億ドルに改善 | - | 〇 |
EPS(1株当り利益) | +2.64ドル | +0.03ドル | 〇 |
米通信大手のAT&T
新規の契約者数が非常に多く、10年ぶりのペースで加入者が増えいたが、無料キャンペーンなどのコスト、通信網の拡大コストなどが懸念されている。
冴えない決算であったため、決算後に株価が急落してしまった。
VISA(1Q) 2022,1/27
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +24.1% | +3.9% | 〇 |
純利益 | +26.6% | +8.1% | 〇 |
EPS(1株当り利益) | +0.42ドル | +0.14ドル | 〇 |
決算が非常によく、株価も発表を受け上昇した。
旅行やオンライン関連支出により決算額が増加した。また、オミクロン変異株の影響で、12月以降の旅行関連支出は低迷しているが。今後は、回復傾向に向かい増収に繋がると発表。株価は、発表後に+10%程度上昇。
アップル(1Q) 2022,1/27
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | +11.2 | +4.2% | 〇 |
純利益 | +20.4 | +10.8% | 〇 |
EPS(1株当り利益) | +0.42ドル | +0.2ドル | 〇 |
iphone13の売上が大幅に伸び、iPad以外のほとんどの主力部門でも売上が増加した。
売上、最終利益ともに過去最高を更新したことにより、株価も大幅上昇。
CVXシェブロン(4Q) 2022,1/28
前年同期比 | アナリスト予想との比較 | 決算結果 | |
売上高 | - | - | - |
純利益 | -6.7億ドルから50.6億ドルへ改善 | -14% | ✖ |
EPS(1株当り利益) | +2.96ドル | -0.46 | ✖ |
利益が市場予想を下回ったこと、低調な石油・ガス生産見通しを受けて株価が下落した。
ただ、2021年の通年利益は、2014年以降最高となった。
来週のイベント
31日(月曜日) -
2月
1日(火曜日) アルファベット(GOOG),エクソン・モービル(XOM)
2日(水曜日) メタ・プラットフォームズ(FB),クアルコム(QCOM)
3日(木曜日) アマゾン(AMZN),フォード・モーター(F),メルク(MRK),イーライリリー(LLY )
4日(金曜日) -
その他の決算
Googleのアルファベット、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)や、アマゾンの決算があります。
また、株価が上昇中である、エネルギーセクターのエクソン・モービルの決算もあります。
EVに力を入れている,フォード・モーターも少し購入を考えている銘柄ではあるので、決算を楽しみに待ちたいと思っています。
先週のアップル、Microsoft、VISAなどの決算が良かったことで株価も少し持ち直した感じがしました。
FBとアマゾンがしっかりとした数値を残すかどうかに注目です!!
決算が良くないと大きく、売られる可能性もあります。Appleやマイクロソフトが好調なので・・・
投資の知識 紹介
バリュー投資について
指数やETFを買っていては、本当のバリュー投資ではない
指数には、割安とかそういう概念がそもそもない
自分で個別銘柄を探さないといけない。業績に比べて、まだまだ株価が追いついていない、あるいは適切な評価を受けていない銘柄。
今の相場では、
金融相場(資金がたくさんあり、業績が多少悪くてもお金が市場に溢れているから株価が支えられる)
↓
業績相場(資金が減り、しっかりとした利益をだしている企業だけが株価を上げ、売上高のみで評価されている、利益をだせていない企業の株価は下がる)
へ移行してきているので、中期、短期の投資ではインデックスよりも個別銘柄で勝負する必要がある。 全ての株価が上がる局面ではない(>_<)
つまり、業績相場では、「業績の良い企業の株」が上がる・・・当たり前みたいなこと言ってます(>_<)
インフレに強い銘柄は・・・
今、米国ではインフレの加速を抑えられていない→(FRBもインフレ抑制に必死)
基本的にインフレは、投資家にとって「敵」
インフレ局面でも強い「守りの銘柄」を考える必要がある!
今週の値上がり幅からも、今一番調子が良いセクターは、エネルギーであることが分かっています。
ここ最近、エネルギー銘柄の多くが、直近1年、2年の高値を更新しようしています。
今は、割高だと思うかもしれませんが、PER、PERで確認すると、まだまだ割安な範囲です。
高値付近だから割高、下落したから割安と考えることは、やめたいと個人的に思います。(特にハイテク銘柄など)
長期金利の上昇に恩恵を受ける銘柄は・・・
米10年債利回りが、1.7%台に上昇し、そこから、高止まりしている状況が続いています。
長期金利が上昇すると株価にはマイナスです。
そんな長期金利ですが、上昇することで恩恵を受ける企業もあります。それは、銀行株です。
ここ3ヶ月間のS&P500採用銘柄の金融セクターでは、エネルギー銘柄に次いで株価が上昇しています。
決算が良かった銘柄など ウェルズ・ファーゴ などなど金融銘柄にモ注目していきたいと思います。
株価は、無限に安くなる。
これは、私が最近感じたことなのですが、暴落時にチャートをみて「この銘柄は、こんなにも安くなって今はお買い得だ!!」と感じたことがあります。
しかし「どこまで下がるのか」は、わかりません。
それこそ「PERがめちゃくちゃ高かった銘柄」は、ー90%など(株価1/10)に下がります。
そして、そのような銘柄は、一度下がると投資家にも相手にされず、いつのまにか上場をやめてしまうかもしれません。
今回の下落相場を経験して、損切りの必要性を強く感じました。長期保有であっても損切りは必要だと思います。
個人的な方針
先週の1週間は、マイクロソフト、テスラの決算を静かに待ちながら、どうしようもない小型株を損切りしました。
FOMCやAppleの決算も注目しつつ、何も買わないを心掛けていました。
指数がかなり下がっていることもあり、S&P500やQQQ買いたいと思ってしまいましたが、辛抱しました。
保有している、Apple、マイクロソフトの株が少し反発しており、決算を乗り越えて良かったと思います。
やっぱり、Appleしか勝たん(>_<)
決算がしっかりしている間は、その辺のGAFAM銘柄は、持ち続けたいと思います。
来週には、FBの決算がありまあす。広告業は少し心配です。決算が良くない場合は、FBを手放すことも考えています。
QQQやハイテク企業がかなり安くなってきており、割安かなと思ってしまうのですが、PERを見れば超割高です。
今後は、利上げもあることから、金融。インフレが今後も収まらない→エネルギーなど・・・に注目しつつ、しっかりと利益をだしている企業に投資をしていくべきだと考えています。
現在、中短期目線の投資のための運用資金の一部を長期投資に回す予定です。
指数が下がっている今、ある程度インデックスに資金を移動しても良いかなと考えています。まだまだ、指数は下がる可能性もあるので、分割しながら購入していこうと思います。
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