日本を代表する超優良大型株である信越化学工業【4063】が株式分割を行い、1単元あたりの株価が下がりました。このため、NISA枠で100株購入できるようになったため、私も4月1日の分割初日に早速NISA枠で購入しました。
今回の記事では、私が信越化学工業を選んだ理由や、投資方針、信越化学工業の魅力的な点や業績の推移などを紹介していきたいと思います。
信越化学工業は、世界中から高い評価を受ける優良企業であり、安定した業績と高い利益率を誇っています。また、業界のトップランナーとして、新しい技術や製品の開発にも注力しています。投資家にとっては、魅力的な企業であることは間違いありません。この記事では、信越化学工業の魅力的なポイントを詳しく解説していきます。是非最後までお付き合いください。
【4063】信越化学工業とは?簡単に紹介
日本を代表する総合化学素材メーカー。主要製品は、シリコンウェハーで世界シェア1位で、化学メーカーで国内最大の時価総額。子会社に信越半導体・信越ポリマー、米子会社のシンテック社。持分法適用会社に三益半導体工業をもつ。
《信越化学》購入の決め手
今回、信越化学工業を購入にいたった理由を紹介します。
- 技術力が高い。シリコンウエハー(半導体シリコン)、塩化ビニル樹脂、合成石英、合成性フェロモン《世界シェア1位》
- 営業利益率が高い(35.79%)
- 自己資本比率が高い(82.1%)
- 株主への還元率が高い(配当向性30%+自社株買い)
- 海外割合が高い(海外売上高77.5%)
個人的《信越化学工業》の魅力
「信越化学工業」は、世界シェアが高い製品を多く保有しており、高い技術力により高利益率の企業となっています。自己資本比率も80%程度あり、安心感がある点も魅力の一つです。
配当向性は、業績に合わせた安定配当を行っており、最近は自社株買いも行っていることから、投資家への還元を重視している会社と言えます。また、海外売上高が非常に高いことから、半導体市場の成長とともに株価上昇が期待できる日本屈指の優良グローバル企業です。
《信越化学》銘柄分析
信越化学工業の株価指標は、以下のようになっています。予想PER12.3倍。予想PBR2.19倍 でバリュー株の中では決して株価が割安な銘柄ではないです。化学セクターの中でも時価総額が最も高いことからも市場からしっかりと評価されている注目度が高い銘柄だと思います。

業績の分析
売上高は右肩あがりでいい感じだと思います。特に2022年、2023年は売上高、営業利益率ともに大きく上昇してきていることが分かります。
営業利益の伸びもすごいので、企業の稼ぐ力が増加していることが分かります。(ただし、円安の恩恵もある程度受けている可能性があります・・・)



営業キャッシュフローも増加しており、本業の「稼ぐ力」も順調に伸びているようです。

流動負債<流動資産であり、財務面も健全だと思います。

配当額も増加しており、配当向性は30%前後をメドにしてるようです。近年は、自社株買いも行っており、利益に応じて投資家に還元してくれる会社だと言えます。
株価
《信越化学工業》の約5年間の株価の推移を示しています。
半導体業界の需要低下にともない2022年は大きく株価を下げましたが、2022年後半に底打ちして再び上昇し始めました。ちょうど最高値付近で推移しています。 (追記:記事を書いている間に少し下がってしまいました)
2023年後半から再び半導体市場の需要も増加するという予想から《信越化学》の業績も伸びると予想されてるのではないかと思います。
さらなる株価上昇に期待です。

リスクと今後の課題
信越化学工業の株を保有するにあたり気を付けるべきリスクについて紹介します。
- 利益率の低下
- 原材料価格の高騰
- 技術力の低下
- 景気後退リスク
- 化学業界および半導体業界は非常に景気敏感
- 米中の半導体市場における対立リスク
- 海外需要の低下
- 中国企業の需要低下
今後の見通しと投資方針
NISAで購入するということもあり、5年間は売らなくてもよい「財務健全+稼ぐ力(利益率が高い)」企業を選びました。
2024年から半導体の需要も再び伸びていく可能性が高く、値上がりに期待です。また、配当向性も30%とあることから安定した配当金と値上がり両方が狙える銘柄だと思いました。
日本を代表する優良銘柄なので今後に期待です。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的に優良株の恩恵を受けていきたいと思います。
まとめ
今回は《信越化学工業》の魅力と業績などを紹介しました。
- 技術力が高い。《世界シェア1位》製品が多数
- 営業利益率が高い(35.79%)
- 自己資本比率が高い(82.1%)
- 株主への還元率が高い(配当向性30%+自社株買い)
- 海外割合が高い(海外売上高77.5%)
最後まで、読んでいただきありがとうございました。少しでも今回の記事が参考になったらうれしいです。
投資は自己責任でお願いします。
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