こんにちは、よちよちかめです。
今回は、「オニールの成長株発掘法」を読んだ感想をまとめてみました。
本の評価
満足度 星5 ★★★★★
内容 星5 ★★★★★
難易度 星4 ★★★★☆
読んで感じたこと
全部で600ページほどの比較的分厚い本で内容も深い本でした。
投資家として、1ステップ成長できる本だと感じました。1ページ、1ページが有益な情報ばかりで非常にためになります。
毎ページごとに超重要なことが書かれているため、読破するまでに結構時間がかかりました。
今も、一度読み終えて、ブログを書いているのですが、ペラペラとページをめくる度に「あ~ここもすごい良いこと書いてあるな~」となっています。2~3度は、読まないとオニールの投資法はマスターできないかな、と思います(^^)/
どんな人におすすめか。
個別銘柄に投資している人にとはとても参考になる。(成長株投資したい人)
積立NISAやインデックス投資しかしていない人には難しい内容だと思う。個別銘柄に投資していないと共感できないことや想像しにくい内容が多い。
そもそも、「個別銘柄に投資」するという前提でこの本が構成されている。
オニールの投資方法とは?
簡単に言えば、グロース株投資で値動きがよい優良企業を最高値付近で購入する投資方法。
1.ファンダメンタルズで株式市場の中でも特に成長している企業を探す。
2.1で見つけた優良成長株の株価を監視する。
3.チャート分析で「絶好の買い場」がくるまで待機。
4.絶好の買い場で購入し、保有。(株価が下がったら損切り)
という、ファンダメンタルズとテクニカル分析の両方を重視する投資手法だと感じました。
優良銘柄の絶好の買い場を待つようなイメージでした。
個人的に投資に活用していくこと
1.損切りは7~8%。
優良株が7~8%下がったなら、それは買うタイミングが間違っている。
2.弱気相場では株を買わない。
弱気相場で値下がり率が小さい優良成長株を弱気相場が終わってから購入する。
弱気相場では、損切りラインの7~8%をあっという間に到達してしまう。そのような時期では20%以上株価も楽々下がってしまうため購入するべきではない。
3.カップウィズハンドルで株を買う。
値動きと合わせて、出来高もチェックする。
どんなに良い銘柄でも買うタイミングが一番大事。
4.チャートは、日足・週足で株価をチェック。
時には、月足チャートも役に立つ。
5.一番大事なのは、EPS「一株当たりの純利益」
成長株投資に関してはEPSの伸び率が一番大事である。
6.弱気相場で過去の取引を振り返り、次の強気相場に備える。
過去の取引を振り返り、投資ルールの修正を行う。
7.投資のルールを決めて、それを厳守する。
カップウィズハンドル
図で簡単にまとめてみました。
殴り書きなので、すみません。
CAN-SLIM
図で簡単にまとめてみました。
感想
オニールさんの投資は、「ガチホ」「ほったらかし投資」「高配当投資」を否定する手法であり、株で利益を出すには、良いタイミングで「買って」,下落に転じる前に「売る」というものでかなり上級者向けの投資手法だと感じました。
しかし、「積み立て投資」「インデックス投資」を長期で行うことの優位性なども本書で紹介されており、さすが投資のプロだなと思いました。
オニールさんの投資は、個人投資家にとってかなりハードな投資手法ではありますが「投資好き」にとっては憧れの投資手法ではないかと思います。
本を読んでいるだけで、とても楽しくなりました。こんないい本なかなか出会えないのではないかと思っています。
また、ブログでもオニールの投資手法を元に購入した銘柄など紹介していけたらいいなと思っています。
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