こんにちは、よちよちかめです。
今回は、NASDAQ100指数に連動したETFの中でも王道な本場アメリカのETF「QQQ」
と日本に上場して日が浅い、MAXISナスダック100上場投信「2631」の違いなどを調査していきたいと思います。
「1545」の信託報酬が低くなったことは,購入する側として費用が減って、非常にうれしい変更点ですね!
「2631」がNASDAQ100指数の国内ETFの中で信託報酬(コスト)が最安値であったため,
それに対抗するために「1545」が費用の値下げを行ったと思われます。
ライバルETFが誕生すると信託報酬(コスト)が下がって投資家にとっては非常にありがたいです。
2021年3月からのチャートはこんな感じです。米国ETFのQQQと国内のETF「2631」,「1545」は、少し値動きに差が出ています。
「2631」と「1545」はほとんど同じ値動きをしていることがわかります。
はじめに
「2631」は、日本国内のETFであるので、日本円で購入することが出来るメリットがあります。
信託報酬率も「QQQ」に近く、他のETFや投資信託と比べて安くなっています。
急成長を続けているNASDAQ100指数に「どうしても投資しておきたい」と思っている人に「QQQ」以外の選択肢がないものなのか、今回の比較記事を参考にしていただけたら幸いです。
私自身、NASDAQ100指数に投資したいと思っているので、「QQQ」「2631」を比較してどちらを購入するのか決めたいと思います。
※「2631」「1545」どちらも日本円で購入することができます。
QQQとは?
米国のETF「QQQ」は、 Invesco社が運用するナスダック100指数に連動する米国籍の上場投資信託(ETF)です。
ナスダック100指数とは
米国株式市場のナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社の指数です。
コンピューターハードウェア・ソフトウェア、バイオテクノロジー、貿易、卸売り、小売り、通信などの業界の企業を反映した指標になっています。
「2631」MAXISナスダック100上場投信とは?
「2631」は、三菱UFJ国際投信が運用する日本国内に上場している上場投資信託(ETF)です。
ナスダック100指数(円換算ベース)を投資対象としたETFです。
上場日が2021年2月25日とかなり若いETFです。
「1545」NEXT FUNDS NASDAQ-100 ®連動型上場投信 とは?
「1545」は、野村アセットマネジメントが運用する日本国内に上場している上場投資信託(ETF)です。
ナスダック100指数(円換算ベース)を投資対象としたETFです。
上場日が2010年8月16日と古く、NASDAQ100指数に連動した国内初のETFだと思われます。
組み込み銘柄 (2022年1月調べ)
「2631」MAXISナスダック100上場投信 | |
企業名 | 割合(%) |
アップル(AAPL) | 10.9 |
マイクロソフト(MSFT) | 10.4 |
アマゾン(AMZN) | 7.4 |
テスラ(TSLA) | 5.8 |
エヌビディア(NVDA) | 5.2 |
アルファベット[C](GOOG) | 3.9 |
アルファベット[A] | 3.6 |
メタプラットフォームズ(FB) | 3.3 |
アドビ(ADBE) | 2.1 |
ネットフリックス(NFLX) | 1.8 |
「QQQ」 Invesco QQQ Trust Series 1 | |
企業名 | 割合(%) |
アップル(AAPL) | 11.8 |
マイクロソフト(MSFT) | 9.86 |
アマゾン(AMZN) | 6.84 |
メタプラットフォームズ(FB) | 4.86 |
テスラ(TSLA) | 4.44 |
エヌビディア(NVDA) | 4.03 |
アルファベット[C](GOOG) | 3.68 |
アルファベット[A] | 3.49 |
シスコシステムズ(CSCO) | 1.81 |
ブロードコム(AVGO) | 1.77 |
「1545」NEXT FUNDS NASDAQ-100 ®連動型上場投信 | |
企業名 | 割合(%) |
アップル(AAPL) | 11.4 |
マイクロソフト(MSFT) | 9.9 |
アマゾン(AMZN) | 6.6 |
メタプラットフォームズ(FB) | 4.7 |
テスラ(TSLA) | 4.2 |
エヌビディア(NVDA) | 4.1 |
アルファベット「C」(GOOG) | 3.6 |
アルファベット「A」 | 3.4 |
ブロードコム(AVGO) | 1.8 |
アドビ(ADBE) | 1.7 |
GAFAMへの投資割合はどのくらいなのか
GAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフト)の割合には、どのくらいの違いがあるのか見ていきたいと思います。
また、個人的に注目している個別株のテスラ(電気自動車)の割合なども比較してみました。
「2631」 MAXISナスダック100上場投信 | 「1545」NEXT FUNDS NASDAQ-100 ®連動型上場投信 | 「QQQ」 Invesco QQQ Trust Series 1 | |
GAFAM(%) | 39.5% | 39.6% | 40.53% |
テスラ,TSLA(%) | 4.2% | 4.2% | 4.44% |
「2631」「1545」の組入れ銘柄の割合がほとんど同じになっていました。
信託報酬率(運用コスト)、資産総額など基本的な違い
運用コストと資産総額などの基本的な違いも見ていきます。
「2631」 MAXISナスダック100上場投信 | 「1545」NEXT FUNDS NASDAQ-100 ®連動型上場投信 | 「QQQ」 Invesco QQQ Trust Series 1 | |
信託報酬率(運用コスト)% | 0.22% | 0.22% | 0.20% |
資産総額 | 159.10億円 | 513.8億円 | 23.9兆円 |
分配金率 | 0.06% | 0.05% | 0.46% |
取引市場 | 東京証券取引所 | 東京証券取引所 | NASDAQ |
「1545」の方が「2631」より資産総額が大きいため,流動性が高く、売買がスムーズにいくメリットがあります。
まとめ
今回は「2631」MAXISナスダック100上場投信 、「QQQ」 Invesco QQQ Trust Series 1 を比較してみました。
構成銘柄のTOP10の割合などを見てきましたが、大きい違いはない事がわかりました。
GAFAMの割合や個別株の割合等には、小さな違いがあるようです。
米国市場のETFの税金は、確定申告を行わない場合は、2重課税となってしまいます。
しかし国内の投資信託の場合では、2重課税調整が行われるため、確定申告をしなくても自動的に2重課税にならない仕組みになっています。
もし、日本円で米国のNASDAQ100指数に投資したい方は、「2631」,「1545」でも良いかもしれません。
今回の記事が少しでも参考になったら幸いです。よちよちかめでした。
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